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卒業式

卒業式の写真を何枚かのせておきました。






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みっくみくにされた

3日前、僕は後輩と渋谷でやってた楳図かずおの恐怖展に行ってきた。2時から楳図先生が来るらしかったので、それに間に合うように行った。ところが同じように考えていた人が他にも大勢いたらしく、恐怖展はかなり混んでいた。大人しく行列に並ぶことを潔しとしなかった僕たちは、楳図先生がいなくなるまでの間、街へ出て時間を潰すことにした。まんだらけで漫画を物色したり、ディスクユニオンでCDを物色した。

やりたいことをあらかたやった辺りで「知り合いのやってる服屋さんがもうすぐ潰れるので行きましょう」と言われたので、原宿の方へ行った。


タワレコを少し進んだところにあるビルの2階に、その服屋はあった。

店の中には、初音ミクがいた。

原宿がキチガイの街だってことくらい僕だって知ってたけれど、まさか目の前に初音ミクが現れるとは想像もしていなかった。身長は170センチくらいだろうか。スタイルがいい。年の頃は14、5歳といったところか。とりあえず間違いないのは、彼女がコスプレイヤーだってことだ。

「い、いつもこんな格好してるわけじゃないですよ?きょ、今日が初めてなんです///」

初女ミクが言った。話を聞いてみたところ、やっぱり中学生だった。可愛い。僕はみっくみくにされた。中学生って響きだけで可愛いのに、このミクは本当に可愛かった。ブラジャーの紐が見えていたことも僕のテンションを上げるのを手伝った。



しばらくお喋りをしたあと、僕は再びみっくみくにされた。

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毛穴パックン

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はっ!!



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男生徒

ブログを更新していなかったしばらくの間、僕は、受験生だった。いや、正確には受験生じゃない。高校で体育の成績が1になってしまったので、単位がもらえず卒業見込みが立たないから大学に出願できなかった。つまり、僕はすでに浪人が決定している。

それでも一応、僕もセンター試験は受けてきた。センターの申込をしさえすれば、大学に出願するかしないかは別として、試験自体は問題なく受けることができる。

センター試験の最初の科目は政治経済だった。

幸い政経は得意科目だ。ここで勢いをつければ、後の科目が精神的に楽になる。政経がよければ国語がイマイチでも開き直れる。本命の英語で無駄なストレスを感じないで済む。だから、一発目の試験が政経なのは、僕にとってはラッキーなことなのだ。

マークシートと問題冊子が配られた。私語をする者はなく、会場の空気は張りつめていた。僕には今年のセンターの結果なんて毛ほども関係ないけれど、この中にはこの試験で人生が決まる人もいることだろう。多いに頑張ってもらいたい。

試験管による冗長な注意事項の説明が終わると、いよいよ試験スタート。ここから先は戦争だ。鉛筆片手にマークシートを塗りつぶしていく。隣の女の子も斜め後ろのイガグリも、無い知恵絞って必死に問題と格闘している。ところが。大問2に突入した辺りで、僕はとある違和感に気づいた。尿意だ。気づいたころには時既に遅し。試験はとっくに始まっていた。だから、僕は耐えた。目の前の問題に集中した。今のところ尿意はまだまだ楽しめるレベルだ。大丈夫。これならいける。僕は目の前の問題に集中した。カリカリカリカリ。かなりいいテンポだ。全ての問題を解き終わったとき、試験はまだ30分しか経っていなかった。

―――火事場の馬鹿力―――

人間の脳はある種のストレスを受けたとき、普段かけているリミッターを解除して本来もっている能力を引き起こしたりするらしい。今回のケースはまさにそのお話の通りで、尿意のストレスが僕のパフォーマンスを限界まで高めてくれたのだろう。おそらく僕の脳は、早く問題を解けば早くトイレに行けると思ったのだ。たしかにいつもならそれは正しい。しかし、脳は理解していない。今受けているのはセンター試験。途中退室をして無事ですむ保証はどこにもないし、内気な僕には試験管にトイレへ行かせろと掛け合うこともできない。

問題を解いているときは問題のことを考えていたおかげで、尿意も少しはマシになっていた。だが、全ての問題を解き終わってしまった今、僕は1人だ。問題を解いて気を紛らわすこともできない。ここから先は自分の力だけで尿意を乗り越えねばならない。ここは耐えろ。耐えるしかないんだ。僕は周りの受験生に30分ほど遅れて必死になりだした。1分がやたらと長く、時計の秒針はやけにうるさかった。時間がたつにつれ、尿意はより強くなっていく。思考する余裕など最早ない。考えていたのはオシッコをすることだけ。5分たち10分たち、膀胱はランナーズハイを迎えた。

年を重ねるごとに時間がたつのが早くなった。こんなに時計の針が進まないのは久しぶりだ。ようやく試験終了のチャイムが鳴ったとき、僕はすぐにでもトイレに向かって走り出したかったのだが、マークシートの回収がまだだったことを思い出し自制した。

しかし、どういうことだ。試験管がチャイムが鳴ったあともマークシートを回収しようとしない。 なにやってるんだ。おい。早くしろ。早くマークシート回収しに来い。ふざけてんのかこの野郎。ションベンかけるぞ糞ったれ。

「受験番号を書いたかどうか確認してください」

試験管はついに口を開き、そう言った。その話テスト始まる前もしてたじゃねえか。会場にいる誰もがそう思った。会場にいる誰もが早くトイレ行かせろボケナスと思っていた。

「受験番号を書いたかどうか、もう一度確認してください」

また言った。

「受験番号を書いたかどうか、もう一度確認してください」

三回目だ。僕は激怒した。かの邪知暴虐の試験管を倒さねばならぬと心に決めた。僕には試験管の都合が解らない。試験管マニュアルには、「何度も受験番号の記入の確認をすること」みたいなことが書いてあるのかもしれない。だけど、そんなの僕には関係ない。僕はほとんど1時間、オシッコを我慢し続けている。問題を解いて気を紛らわせながらも尿意に耐えてきた。たしかに僕は本来の意味での受験生ではない。出願ができなくなってしまったのは僕の努力不足の結果だ。けれどもオシッコの我慢に関しては、人一倍の努力をした。きょう未明、埼京線を超え中央線を超え、10キロ以上離れた武蔵境までにやってきた。その間一度もトイレに行っていない。僕にはもうこれ以上の余裕はない。

「試験管は僕をトイレに行かせない気ですか」

内気な僕は、心の中で文句を言った。

試験管は相変わらずチンタラしている。脳内で天使と悪魔がせめぎあう。悪魔が言う。ええいままよ、もう僕は漏らす。ここで漏らしてやる。せっかくここまで我慢したんじゃないか。もう少し我慢すればトイレに行けるよ。さぁ、あと一息。天使が励ます。絶望と混沌の中、ふと前を見ると、そこには試験管がいた。マークシートを回収にきたのだ。悪魔優勢だった僕の心は一気に形勢逆転、僕は最後の一踏ん張りをすることにした。

全員分のマークシートが回収され、いよいよ政治経済の試験は完全に終了した。僕はトイレへ向けて一歩ずつ進んでいった。膀胱がパンパンで普段通りに歩けない。だけどゴールは目の前だ。僕は歩きながらスボンのチャックをおろした。これでいつでもオシッコができる。がんばれ俺。ファイト俺。ようやく小便器の前に立ったとき、僕はメッカに辿り着いたイスラム教徒の気持ちを完全に理解した。僕はかつてない勢いでオシッコをした。チンコをしまいチャックを閉めた。今までの人生で最高の10秒間だった。

やれやれ

気がつくと僕は援交モノのアダルト・ビデオを探していた。そのアダルト・ビデオに出ている娘の名を今の僕は思い出すことができない。あるいは初めから名前なんて知らなかったのかもしれない。だけど僕がそのビデオの娘に、性的な興奮を覚えたのは事実だし、未完成な体に言い知れぬ魅力を感じたのも事実だ。もしかして僕はロリータ・コンプレックスなのだろうか。

気がつくと僕は射精していた。やれやれ。僕はこのテイッシュをトイレに流しに行かなくちゃいけない。僕はつぶやいた。やれやれ。オナ禁は24時間持たなかったな。


「それで?それでどうなったの?」

「別に。普段と一緒さ。ただシコって、射精して、トイレにティッシュを流す」

「その行為になんの意味があるの?」

「あるいは意味なんてないのかもしれない。でも、僕は、いや我々は、マスター・ベーション無しには生きていくことなんてできないし、仮にできたとしても、そんな人生は苺の乗ってないショート・ケーキみたいなものさ」

「わからないわ」

「女性にはわからないだろうね」



もしかすると、僕はマスター・ベーションをするために生まれてきたのかもしれない。射精の後の、言い知れぬ虚無感を味わうために。やれやれ。僕は今、猛烈にマスター・ベーションをしたくなってきた。やれやれ。
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